社会人になり、企業で「総務」などの仕事に就くと、
会社にとって一番大変なことは「人材の確保」なんだと思うようになってきました。。
「従業員が働いてくれる」ということは当たり前のことではなく
「働いて欲しい」と「働きたい」のバランスがすごく難しい!
のです。。
アピールできないポイントがある
人事担当者は「働きたい」と思われるような会社のアピールポイントを
あの手この手で考えています。
例えば工場のパートさんを募集する場合
「コツコツ作業が得意な人」
「未経験可」
「シフトは応相談」
のように、魅力的に思ってもらえそうなことを広告に載せます。
しかし、実際は
✔油を使うので、汚れる、においがある
✔夏は暑く、冬は寒い(一応冷暖房完備だが、効きが悪い)
など、があります。
もちろん、面接で説明はするのですが、
大体の人は「大丈夫です。」と言います。
仕事内容がイメージと違った場合は、辞退される人もいます。
そういったマイナス面も含めて時給を考慮したり、
その他の福利厚生を充実させたりしなければなりません。
同じ人が何度も応募してくる
応募があり、面接日を設定しても当日現れない人も多いです。。
そして、そういう人に限って、何度も応募してきます。
さすがに 面接 → 不採用 になった会社を忘れることはないと思うのですが、
面接にすら来ていないので、何度も応募していることに気づいていないと思われます。。
会社が不便な所(駅から遠いなど)にある場合、
どうしても近くに住んでいる人の応募が多く、
求人を何度も出すと同じ人の目に触れることが多くなります。。
「いつも求人を出している会社」
↓
「離職率が高い」
↓
「ブラック企業」
と思われることが多いと聞きます。。
✔求人媒体を変える
✔求人を出す期間をあける
などの工夫が必要です。。
正社員採用の難易度が高い
正社員の給与などの条件を決める場合は、
「周辺地域」の「同業種」の求人を参考にして決めることも多いと思います。
しかし、それだけではなかなか応募がありません。。
そんな悩める町工場にハローワークの職員さんから頂いたアドバイスで
「なるほど!」と思ったことがあります。
それは
「応募条件を減らすこと」
です。
例えば、「運転免許」などですが、
工場だと配達にも行ってもらいたいし、「あった方がいい」
と思って、ついつい応募条件に書いてしまいたくなります。
しかし、それが逆に「運転免許はないけど、良い人材」
を逃してしまうそうです。。
(絶対に必須!って場合は仕方ないですが。。)
「正社員」=「良い人材が欲しい」「失敗したくない」
と思うあまり、
学歴、経験、資格などを重視したくなりますが、
応募が少ない場合は、範囲をどんどん広げていかなければいけませんね。。